人気ブログランキング | 話題のタグを見る

黄色いドカと青いドカ YELLOW DESMO and MK-3

arata350.exblog.jp
ブログトップ
2008年 04月 11日

スプリングラン その後

スプリングラン その後_d0106812_1149128.jpg
クライドラーのMさんの御好意に甘えてCB90をトラックに載せて頂いた。
クライドラーとCB90、何とも言えない組み合わせ。
昼食後解散となって暫くCSさんの後ろについて走ったが、抜け道について行く事が出来ず、次の交差点の信号待ちでずっと先を走って行くCSさんのトランポの後ろ姿が見えた。
その後は混み始めた51号をひた走る。
357から環七に入ってMさんのお宅に寄って行く事になった。
バイクは何処に置いてあるのですか?と尋ねると部屋に置いてあるとの事だった。
玄関で奥様が出迎えてくれて、部屋で待っていたブルーのスポーツカブが「おかえり」と言った。
奥様がお茶とお菓子でもてなしてくださる。
部屋から戻って来たMさんが「これはドカティの部品だよね?」と言って机の上に箱を置く。
それはCEVのテールランプ一式だった。
「それ、あげるよ」と言うのでえっ!と驚いた。
トランポに載せて頂いて、お茶迄御馳走になって流石にこれ以上はと思ったのだが、様子を見ていた奥様が「もらえる物はもらっておきなさい。」と、そのお言葉に甘え貴重な部品を戴く事にした。
「汚れてしまってるけど」と申し訳なさそうに、ドカティメカニカのステッカーも戴いた。
とても嬉しかった。
スプリングラン その後_d0106812_12111793.jpg

当時の箱付きの部品、時間の経過が茶色くなった箱から伝わって来る。
もう何十年と置かれていたのだ、過去は知らないが、過去との時間が繋がった。
1時間程お邪魔して外に出ると、既に日が傾いていた。
その後工場に行って、また棚の上のイエローデスモを見せて頂いく、余計なおせっかいではあるがこいつをちゃんと走れるようにしたいと思う。
ここでCBを降ろして帰るつもりだったが「家迄送って行くよ。」とMさんがおっしゃるので、流石に丁重にお断りしたのだが結局自宅迄送って頂いた。
Mさんにお礼を言って、また次回会う事を約束した。
Mさんとは多摩クラが縁で知り合ったが、いかに世間は狭いかと思う。
CB750と写る若かりし頃の写真からは、Mさんも相当やんちゃな方だったであろうに違いない。
しかし、もうでかいバイクには乗らないと言う。
僕もいつかはドカティを降りる日が来るのかもしれない。
日が暮れて街灯が灯り始めた街を、小さなクライドラーを載せた大きなトラックが団子坂に向かって走って行った。

by arata350 | 2008-04-11 11:09


<< ストップランプの点検      Spring Run The ... >>