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黄色いドカと青いドカ YELLOW DESMO and MK-3

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2008年 07月 12日

父親の会社

赤坂にある親父の設計事務所が、ビルの老朽化で引っ越す事になった。
父親の会社_d0106812_1192981.jpg

東急エージェンシーの裏手通りにあるそのビルは、暖かい季節になるとうっそうと茂るグリーンの装飾によって一際目立つ存在だった。
一階には小料理屋があって、地元の人にはけっこう知られたお店だったらしい。
父親の会社_d0106812_120576.jpg

親父は若い頃に成功して会社を設立したは良かったが、経営という言葉に関心がなかったために残った物は何もなかったように思う。
財力のあるうちにビルでも一つ買っておけば良かった物を、、、と今更思っても仕方ない。
引っ越し先はこれまた赤坂で、目と鼻の先程しかない場所にあるマンションになった。
今迄の広いスペースからワンルームのマンションである。
行き場を失った膨大な量の資料がまだまだ元々のビルに残されている。
今日は仕事が一段落して、様子を見に行った。
よくもまぁここまで一人でやった物ではあるが、これ片付くのだろうか?
父親の会社_d0106812_120396.jpg

丁度ビルのオーナーが来ていて、交渉をしていたが7月一杯で完全撤収せねばならない。
親父は今年72になる、しかし一般的に受ける72歳のイメージからすると親父はかなり若く見える。
そもそもそんな歳になっても会社をたたむ事なく続けるなんて、母親からしてみれば大層迷惑な話だと思うが、見栄だとかプライドではなく親父には、家庭とは別の自分の空間が必要なのだろう。
その空間は親父にとってみれば仕事場なのである、どんな男にも必用な物なのかもしれない、僕は将来ガレージが欲しい。
僕は親父の子供で良かったと思う、こうなりたくないと思う面がない訳ではないが、果たして自分に子供が出来たとき、子供にそんな風に思われる親父になれるだろうか、、、、、。
父親の会社_d0106812_1211292.jpg
親父の書斎だった場所、大きなデスクと資料が残されていた。

by arata350 | 2008-07-12 01:26 | 画像の山から


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