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黄色いドカと青いドカ YELLOW DESMO and MK-3

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2008年 07月 13日

デスモは?

結局8月以降にエンジンを開く事になりました。
したがいましてラリーはMK−3で参加です。
今日は久々にシルバーストーンさんへ行って、MK−3の不安因子をなくす為にざっと点検して頂きました。
まずはガタガタなクラッチレバー。
はずしてみるとご覧の通りボルトが通る穴が見事に楕円形になっています。
デスモは?_d0106812_20292121.jpg

ドリルで穴の径を広げてそこにカラーを入れてやります。
デスモは?_d0106812_2030833.jpg

ガタが無くなりました。
さて次にスイングアームのがたの修正です。
スイングアームを止めているシャフトが入った部分、ボルトで固定されていますが、この状態ではこれ以上締め切れません。
デスモは?_d0106812_20311441.jpg

キャップを外して中の様子を見ると、目視で確認出来るほどシャフトと穴の間に隙間が出来ています。シャフトをずらすと間から隙間を埋めようとしたと思われるアルミ版が出てきました。
デスモは?_d0106812_20321662.jpg

さらに固定に使われているボルトはステンレス製でしかもインチサイズ、本来ここに使用されるボルトはトルク表示のある物で、キックアームを取り付けているボルトと同じ物。
前のオーナーが純正品と交換したのだろうとの事です。
そして新品のシャフトをあててみますがそれでも隙間があります。
シャフトではなくて穴の方がすり減ってしまっているようです。
どの様に対処するかというと、矢印の部分を削って幅を広げます。
デスモは?_d0106812_20373635.jpg

画像は隙間を広げた後の物。
隙間はディスクグラインダーを使って広げのですが、この方法だと奥のフレームに線傷が付いてしまいます。実際傷の入ったフレームが結構あるそうで、確かに反対側には同じ処理をした時に出来た線傷がしっかりと入ってました!
デスモは?_d0106812_2033377.jpg

Mさんは傷をつける事なく処理をすませ、スイングアームを取り付けるとがたが無くなりました。
がたを放っておくとフレームが駄目になるそうです。
処理が終わって間もなく、雷鳴と共に滝のような雨が降って参りました。
デスモは?_d0106812_203940100.jpg

暫くカバーをかけてトークタイムです。
デスモのエンジンの中は一体どんな状態になっているのでしょうか?最後の状態からあれこれ推理してみます。
恐らくはエンジンオーバーホール時に欠品していた為に、やむを得ず組み込んだベベルギアが原因だろう、との事でした。
早く交換してしまえば良かったですね〜。
Mさんが今迄見た最も凄い故障の残骸を見せてくれました。
デスモは?_d0106812_20403323.jpg

これ、ピストンだそうです。
あまりにも凄まじい破損で捨てられない、そうです。
壊れた時の状況は、とにかくぶん回していたらしく、恐らく10000回転くらい回していたんじゃないかなぁ〜とMさんは言いました。
こんなになっちゃうんですね〜、流石に僕のはここ迄ひどくないとは思いますが、、、、。
しばらく話していると雷鳴が遠のき雨が上がりました。
そこで最も懸念しているポジションの変更をする事にしました、結局バックステップにするよりもアップハンドルにする事にしましたが、残念ながら理想的なポジションにあうハンドルがなくて断念。
ポジションの変更は後日にまわす事にしました。
スプロケットはまだまだ大丈夫だろうとの事で、とりあえずバイクの方は50パーセントくらい仕上がったかなぁという感じです。
昨日のキャブメンテと取りあえずのプラグ交換で、バイクの調子はかなりいいです。

by arata350 | 2008-07-13 01:39 | MK−3


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