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黄色いドカと青いドカ YELLOW DESMO and MK-3

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2009年 07月 14日

C90その2

いよいよカブ1000キロツーリングが月末に迫った。
まだ手を入れねばならない部分はあちこちにある。
中でも気になっていたのがカムチェーンガイドスプロケット。
長い間乗られているとこのギアの歯が丸まってしまってほとんど機能しなくなるのだそう。
その症状としては走行中に黒電話のようなリンリン音が出るとのことで、スプリングランの時に確認したら正にあの黒電話の懐かしい音が聞こえていた。
ヤフオクで先ずはパーツリストを落札。
C90その2_d0106812_14404626.jpg

年季の入ったパーツリストは当時の郵政カブと一緒になっていた。
これを参考に必要な部品をリストアップして片っ端から注文した。
まず、ほとんどのバイクでそうだろうけれど外装類はほぼ全滅。
右サイドカバーのC90エンブレムが欲しかったのだが入手出来なかった。
C90その2_d0106812_14411273.jpg
ここはキックする際に引っ掛けるのか、ebayに出品されている海の向こうのカブでさえも右側のエンブレムは破損している場合が多い。
さらにクランクケースのガスケットが欠品。
これは代替え品もないとのこと、ガスケット欠品って、、、と思ったがMD90の物に一部加工して使えるらしい。
その他諸々、イグニッションコイルは部品が出たけれどこれなんてCB125にも使えそうだ。
結局ガスケットはヤフオクで良く出品されているタイ製の物、MD90用を入手。
CB用も出ているがこちらは絶対使わない方が良いとアドバイスを頂いた、今回はカブだから?まぁいいでしょうといっちょ使ってみる事にした。
部品が揃った所でエンジンをばらしてみる。
エンジンを開ける前にオーバーサイズのピストンを何個か落札したのだが、パーツナンバーはほとんど一緒なのだがCS用だった。
しかし中から出て来たピストンにはCSの刻印が、やはり共通の部品のようだ。
C90その2_d0106812_13325373.jpg

ピストンを外して腰上は灯油につけて洗浄。
C90その2_d0106812_1333365.jpg

怪しいガスケットはやっぱり怪しくて使える物と使えない物があった。
幸い必要な部分のガスケットは間に合わせることができた。
C90その2_d0106812_1334824.jpg

気になっていた歯車の摩耗を確認してみると、これは充分いけそうだった。
以前見た物は歯がなくなってつるつるいなっていた、それに比べるとまだ全然ましである。
そしてほとんど役にならないと言われているオートテンショナーの部品を現行の物に交換した。
画像上が旧いもの、下が現行品。
C90その2_d0106812_13392565.jpg

まず全長の長さが違う、さらにテンショナープッシュロッドの形状も違う。
旧式のバネは硬さがなくて伸び切ったトムボーイの様である。
押す力もほとんどないのでただ入っているだけ?という感じだろうか。
C90その2_d0106812_134512.jpg
洗浄から上がって来た部品を組み付ける。
ピストンはそのまま使用することにした。
C90その2_d0106812_13501128.jpg

一通り組み直してエンジン始動させてみると白煙が出なくなった。
とりあえずエンジン関連はなんとかなりそうである。
他、気になっていたシートストッパーラバーを新品に交換。
C90その2_d0106812_13463489.jpg
C90その2_d0106812_13464462.jpg
ガチガチに硬化していた。
吸盤も全く仕事をしていなかったので、ピタッと吸い付く感じが心地よい。
他に気になっていたエンジン周りのドロを落とす。
このバイクが来てからずっと気になっていたのだが、とにかく下回りに付着したドロの量が半端でない。
C90その2_d0106812_13534272.jpg

きっと静岡か何処かの田舎で畑仕事にかり出されていたんだろうなぁ、、、、。
そんな光景が目に浮かぶ。

つづく

by arata350 | 2009-07-14 14:42 | 雑記


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